ふるさと納税は、実質2,000円の自己負担で返礼品を受け取れる制度として人気があります。
しかし、使い方を間違えると「思ったよりお得にならなかった」「自己負担が2,000円で済まなかった」というケースもあります。特に多いのが、控除上限額を超えて寄付してしまうケースです。
この記事では、ふるさと納税で損しやすい人の特徴10選、よくある失敗例、超過寄付を防ぐ5つの対策、シミュレーターで上限額を確認すべき理由をわかりやすく解説します。
ふるさと納税で「損する」とは、主に自己負担が2,000円を超えてしまう状態を指します。
上限額50,000円で50,000円寄付した場合
48,000円を控除
自己負担は実質2,000円 ✓
上限額50,000円なのに70,000円寄付した場合
超過した20,000円は自己負担
実質自己負担が増えてしまう ✗
ふるさと納税は「寄付すればするほど得」という制度ではありません。自分の上限額の範囲内で利用することが大切です。
ふるさと納税で損しやすい人には、いくつか共通点があります。以下に当てはまる方は、寄付前に上限額をしっかり確認しましょう。
ふるさと納税の上限額は、寄付する年の年収をもとに考えます。前年の年収をそのまま使うのではなく、今年の年収が基準になります。転職・退職・休職・産休育休・時短勤務・残業代の減少・ボーナス減など、年収が下がるケースは多くあります。「去年は60,000円まで寄付できたから今年も大丈夫」と考えるのは危険です。年収が変わった年は、必ず今年の見込み年収で再計算しましょう。
シミュレーターを使っていても、年収見込みを高く入力してしまうと上限額も高く表示されます。特に年末前にふるさと納税をする場合、ボーナスや残業代を多めに見積もってしまうことがあります。実際の年収が見込みより少なかった場合、控除上限額も下がり、寄付額が上限を超えてしまう可能性があります。年収が確定していない段階では、少し保守的に見積もるのがおすすめです。
住宅ローン控除は、所得税や住民税から税額を直接差し引く制度です。住宅ローン控除額が大きい場合、ふるさと納税の控除上限額に影響することがあります。特に、住宅ローン控除を受け始めたばかりの方や、住宅ローン残高が大きい方は注意が必要です。年収別の早見表だけを見て寄付額を決めると、実際の上限額より多く寄付してしまう可能性があります。
iDeCoの掛金は所得控除の対象になります。所得控除が増えると課税所得が下がり、所得税や住民税も下がるため、ふるさと納税で控除できる上限額も下がる可能性があります。今年からiDeCoを始めた方、iDeCoの掛金を増やした方、前年より掛金が大きく変わった方は特に注意しましょう。iDeCoは節税効果のある制度ですが、ふるさと納税の上限額にも影響する場合があります。
医療費控除を申告すると所得控除が増えます。所得控除が増えると課税所得が下がり、所得税や住民税も下がるため、ふるさと納税の控除上限額に影響することがあります。また、医療費控除を受けるには確定申告が必要です。確定申告をする場合、ワンストップ特例を申請していても無効になります。そのため、医療費控除を使う年は、ふるさと納税分も確定申告で申告する必要があります。
結婚して配偶者控除の対象になった・子どもが扶養控除の対象になった・親を扶養に入れた・家族の収入が下がり扶養に入ったなど、扶養家族が増えた場合もふるさと納税の上限額が下がる可能性があります。扶養控除や配偶者控除が増えると課税所得が下がり、税額も下がるため、ふるさと納税の控除上限額も下がりやすくなります。家族構成が変わった年は、前年と同じ上限額で考えないようにしましょう。
ワンストップ特例を使えば確定申告が不要になると思っている方も多いですが、条件があります。主な条件は「確定申告が不要な給与所得者などである」「寄付先の自治体が5団体以内である」「各自治体にワンストップ特例申請書を提出する」の3点です。寄付先が6自治体以上になると使えません。また、医療費控除や副業所得などで確定申告をする場合も無効になります。
ふるさと納税は、税金を控除したい本人の名義で寄付する必要があります。たとえば、夫の年収をもとに上限額を計算したのに、妻名義で寄付してしまうと、夫の税金から控除できない可能性があります。共働き世帯では特に注意が必要です。夫婦それぞれに収入がある場合、ふるさと納税の上限額は合算ではなく、それぞれの所得に応じて計算します。寄付サイトのアカウント名義・支払い名義・申告する人の名義が一致しているか確認しましょう。
ふるさと納税の上限額は、シミュレーションで計算してもあくまで目安です。実際の年収・賞与・社会保険料・控除額が少し変わるだけでも、上限額は変わります。上限額ギリギリまで寄付していると、わずかなズレで超過してしまうことがあります。特に年収が変動しやすい人や、控除が多い人は、少し余裕を持って寄付するのがおすすめです。
ふるさと納税は年末に寄付が集中しやすい制度です。しかし、年末に慌てて寄付すると、上限額の確認が不十分なまま寄付してしまうことがあります。また、ワンストップ特例申請書の提出期限に間に合わない、必要書類を出し忘れるといったミスも起こりやすくなります。年末にまとめて寄付する場合でも、事前に上限額を計算し、寄付先の数や申請期限を確認しておきましょう。
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ふるさと納税で損しないためには、次のポイントを押さえておきましょう。
ふるさと納税の上限額は、今年の年収をもとに考えます。前年の源泉徴収票や前年の寄付額をそのまま使うのではなく、今年の給与・賞与・残業代の見込みをもとに計算しましょう。年収が確定していない場合は、少し低めに見積もると安全です。
ふるさと納税の上限額には、配偶者控除・扶養控除・社会保険料控除・生命保険料控除・地震保険料控除・医療費控除・iDeCo・住宅ローン控除などの各種控除が影響します。控除を反映せずに計算すると、上限額を高く見積もってしまう可能性があります。
シミュレーターで上限額が出ても、ギリギリまで寄付するのは避けた方が安心です。年収や控除額が変わると、最終的な上限額も変わるためです。特に、ボーナスや残業代が変動する方、控除が多い方、住宅ローン控除やiDeCoがある方は、少し余裕を持った金額にしましょう。
ワンストップ特例を使う場合は、寄付先が5自治体以内か・確定申告をする予定がないか・各自治体へ申請書を提出したか・申請期限に間に合っているか・住所変更などがあった場合に必要な手続きをしたか、を確認しましょう。確定申告をする場合は、ワンストップ特例は無効になります。その場合は、ふるさと納税分も確定申告で申告しましょう。
ふるさと納税で損しないために最も大切なのは、寄付前に上限額を確認することです。年収別の目安表も参考にはなりますが、個別の控除までは反映しきれません。MONEY TOOLSの「ふるさと納税 上限シミュレーター」では、給与明細や控除情報をもとに、住宅ローン控除・iDeCo・配偶者控除・扶養控除・医療費控除なども考慮して計算できます。
特に次のような方は、シミュレーターで確認するのがおすすめです。
給与明細を撮影して始められる
給与明細を撮影すると、支給額や社会保険料などを読み取り、計算に活用できます。手入力の手間を減らしながら、実際の給与情報に近い形で試算できます。
住宅ローン控除・iDeCoも考慮
住宅ローン控除・iDeCo・配偶者控除・扶養控除・生命保険料控除・医療費控除なども入力できます。年収だけの簡易計算より、自分の状況に合った金額を確認しやすくなります。
安全額と積極額の2パターンを表示
超過リスクを抑えた「安全額」と、より上限に近い「積極額」の2パターンを確認できます。はじめての方や年収が変動しやすい方にも使いやすい設計です。
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給与明細からふるさと納税の上限額をシミュレーション
給与明細を撮影するだけ。住宅ローン控除・iDeCo・扶養控除も考慮して自動計算します。
ふるさと納税で損をしないためには、前年の寄付額や年収別の目安だけで判断せず、今年の年収や控除をもとに上限額を確認することが大切です。寄付する前に、シミュレーターで自分の上限額を確認しておきましょう。
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ふるさと納税で損しないために、今すぐシミュレーション
給与明細を撮影するだけ。住宅ローン控除・iDeCo・扶養控除も考慮して自動計算します。
※本記事の内容は2024年度の情報をもとに作成しています。税制や控除額は毎年改定されるため、最新情報は国税庁の公式サイトまたは税理士・ファイナンシャルプランナーにご確認ください。