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副業の税金はいくら増える?
手取り額と確定申告の目安を
シミュレーション

読了目安:約8分 2025年度の情報をもとに作成

副業を始めると、収入が増える一方で「税金はいくら増えるのか」「実際の手取りはどのくらい残るのか」という疑問が生まれます。

たとえば副業で年間30万円の収入があっても、その全額が手元に残るわけではありません。 経費を差し引いた後の「所得」に所得税・住民税がかかるため、実質の手取りは想像より少なくなることがあります。

この記事では、副業で増える税金の種類・計算方法・手取りの目安・確定申告の要否をわかりやすく解説します。

目次

  1. 1. 副業で増える税金の種類
  2. 2. 「収入」と「所得」の違い
  3. 3. 所得税の計算方法
  4. 4. 住民税の計算方法
  5. 5. 副業の手取りはどう計算する?
  6. 6. 経費を入れると税金はどう変わる?
  7. 7. シミュレーション例(年収別)
  8. 8. 確定申告が必要になるケース
  9. 9. よくある質問
  10. 10. まとめ

副業で増える税金の種類

会社員が副業をした場合に影響する主な税金は所得税住民税の2種類です。 それぞれ計算の仕組みと増加のタイミングが異なります。

当年に増加
所得税

副業所得が本業の給与所得に上乗せされ、その年の所得税が増加します。累進課税のため、本業年収が高いほど税率も高くなります。

翌年度に増加
住民税

住民税は前年の所得をもとに翌年度に課税されます。副業をした翌年の6月頃から増額した住民税の支払いが始まります。

住民税の増加に注意
副業をした年にすぐ住民税が増えるわけではなく、翌年度から増加します。 副業を始めた翌年に「急に税負担が増えた」と感じるケースがあります。事前に把握しておくことが大切です。

「収入」と「所得」の違い

税金を考えるうえで最も重要な概念が「収入」と「所得」の違いです。

副業収入

50万円

必要経費

10万円

=

副業所得(課税対象)

40万円

税金の計算に使われるのは「収入」ではなく「収入 − 経費 = 所得」です

副業収入が同じでも、経費をどれだけ計上できるかによって課税対象となる所得が変わり、結果として税金の増加額も変わります。 Web制作・ライティング・動画編集・ハンドメイド販売など、副業の種類によって経費の内容は異なります。

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所得税の計算方法

所得税は累進課税制度です。所得が高くなるほど税率も上がります。副業所得が加わることで、適用される税率が変わる場合があります。

課税所得(合計)税率控除額
195万円以下5%0円
195万円超〜330万円以下10%97,500円
330万円超〜695万円以下20%427,500円
695万円超〜900万円以下23%636,000円
900万円超〜1,800万円以下33%1,536,000円
1,800万円超〜4,000万円以下40%2,796,000円
4,000万円超45%4,796,000円
累進課税の仕組みに注意
副業所得が加わることで課税所得の合計額が上がり、税率区分が上がる(税率が高くなる)場合があります。 たとえば本業年収600万円の方が副業所得50万円を得た場合、その50万円の一部に20%→23%の税率が適用されることがあります。

住民税の計算方法

住民税は所得税と異なり、一律10%(道府県民税4% + 市区町村民税6%)が課税されます(均等割は除く)。

住民税の増加額の目安:

副業所得×10%=住民税の増加額(目安)

※副業所得20万円の場合、翌年の住民税が約2万円増加します。

住民税は翌年度から増加
所得税は当年の確定申告で精算されますが、住民税は翌年の6月〜翌々年5月に分割して支払います。 副業を始めた翌年に住民税の通知が増額されていることで、会社に副業が発覚するケースがある点にも注意が必要です。

副業の手取りはどう計算する?

副業の手取りは「副業収入 − 税金」と単純には計算できません。以下の流れで考えます。

STEP 01

副業収入から必要経費を差し引く

副業収入 − 必要経費 = 副業所得。この「所得」が税金の計算に使われます。

STEP 02

副業所得を本業の所得に合算する

合算した所得をもとに所得税・住民税が再計算されます。本業のみの場合より税金が増加します。

STEP 03

増えた税金を副業収入から差し引く

副業収入 − 経費 − 増えた税金(所得税+住民税)= 実質的な手取り

経費を入れると税金はどう変わる?

副業収入が年間50万円の場合、経費の金額によって課税対象となる所得と税金の増加額が変わります。

副業収入必要経費副業所得
50万円0円50万円
50万円10万円40万円
50万円25万円25万円
50万円30万円20万円(申告不要の目安)
節税のために無理に支出を増やすのは本末転倒
経費が多いほど税金は減りますが、支出も増えるため実質の手取りが増えるとは限りません。 副業に直接関係する支出を正しく整理し、領収書・明細を保管しておくことが重要です。

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経費を変えた場合の税金と手取りを比較する

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シミュレーション例(年収別)

本業の年収によって、同じ副業所得でも増える税金の金額が異なります。以下は副業所得30万円の場合の目安です。

年収300万円(副業所得30万円の場合)

所得税率

5%

所得税増加

約1.5万円

住民税増加

約3万円

税金合計増加

約4.5万円

実質手取りの目安約25.5万円

年収500万円(副業所得30万円の場合)

所得税率

20%

所得税増加

約6万円

住民税増加

約3万円

税金合計増加

約9万円

実質手取りの目安約21万円

年収800万円(副業所得30万円の場合)

所得税率

23%

所得税増加

約6.9万円

住民税増加

約3万円

税金合計増加

約9.9万円

実質手取りの目安約20.1万円

※上記は概算です。給与所得控除・基礎控除(48万円)のみ考慮。社会保険料・各種控除は未反映。 実際の税額は個人の状況により異なります。

確定申告が必要になるケース

会社員の場合、年末調整を受けており副業所得が20万円以下なら所得税の確定申告が不要になる場合があります。 ただし、以下のケースでは注意が必要です。

副業所得が年間20万円を超えた場合

給与所得・退職所得以外の所得が20万円を超えると、確定申告が必要になります。「収入」ではなく「収入 − 経費 = 所得」で判断します。

医療費控除などで確定申告をする場合

医療費控除やふるさと納税(ワンストップ特例を使わない場合)などで確定申告を行う場合、副業所得も含めて申告が必要です。

住民税の申告は別途必要な場合がある

所得税の確定申告が不要でも、住民税の申告が必要なケースがあります。居住する市区町村の窓口や税理士に確認しましょう。

「20万円以下だから何もしなくていい」とは限りません
所得税の確定申告が不要でも、住民税の申告は別途必要になる場合があります。 また、確定申告が義務になるほかの事情(医療費控除など)がある場合は副業所得も含めた申告が必要です。

よくある質問

Q

副業収入が月5万円(年60万円)の場合、税金はいくら増えますか?

A

経費の額と本業の年収によって異なりますが、経費が10万円の場合、副業所得は50万円です。本業年収500万円の方であれば、所得税・住民税合わせて目安として年間約15万円前後増加することがあります。詳しくはシミュレーターでご確認ください。

Q

副業の収入が少ない場合でも確定申告は必要ですか?

A

副業などの給与所得・退職所得以外の所得が年間20万円以下の場合、所得税の確定申告は不要なケースが多いです。ただし住民税の申告が必要な場合や、他の理由で確定申告を行う場合は副業所得も申告対象になります。

Q

副業の税金が会社にバレますか?

A

副業所得の住民税を自分で納付する「普通徴収」を選択することで、会社の給与から天引きされる住民税への影響を避けられます。確定申告時に「自分で納付」を選択してください。ただし、確定申告自体を怠ることは避けましょう。

Q

フリマアプリやせどりの売上も課税対象ですか?

A

継続的に利益を得ている場合、課税対象になる可能性があります。不用品の売却など生活用動産の売却は原則非課税ですが、利益を目的として仕入れて販売する場合は事業所得・雑所得として申告が必要です。

まとめ

  • 副業で増える税金は主に所得税(当年)住民税(翌年度)の2種類
  • 税金の計算は「収入」ではなく「収入 − 経費 = 所得」が基準
  • 所得税は累進課税のため、本業年収が高いほど副業の税負担も増える
  • 住民税は副業した翌年度から一律10%で増加
  • 副業所得が年間20万円を超えると確定申告が必要になるケースがある
  • 実質手取りは「副業収入 − 経費 − 増えた税金」で計算する

副業を無理なく続けるためにも、収入・経費・税金・手取りをセットで把握しておきましょう。 シミュレーターを使えば、本業年収・副業収入・経費を入力するだけで税金の増加額と実質手取りを即座に確認できます。

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※本記事の内容は2025年度の情報をもとに作成しています。税制や税率は改正される場合があります。 実際の税額はFP・税理士にご確認ください。

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