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確定申告税金ルール

副業の「20万円ルール」とは?
確定申告が必要なケース・
不要なケースを解説

読了目安:約6分 2025年度の情報をもとに作成

副業を始めた方が最初に気にするのが「確定申告が必要かどうか」という問題です。 よく聞く「20万円ルール」には、正確に理解しておかないと損をしたり、申告漏れになるリスクがあります。

この記事では、20万円ルールの正確な意味・確定申告が必要・不要なケース・住民税との関係をわかりやすく解説します。

目次

  1. 1. 「20万円ルール」とは何か
  2. 2. 「収入20万円」ではなく「所得20万円」が基準
  3. 3. 確定申告が必要になるケース
  4. 4. 確定申告が不要なケース
  5. 5. 住民税の申告は別途必要な場合がある
  6. 6. 確定申告の基本的な流れ
  7. 7. よくある質問
  8. 8. まとめ

「20万円ルール」とは何か

「20万円ルール」とは、会社員(給与所得者)が年末調整を受けており、副業などの給与所得・退職所得以外の所得が年間20万円以下の場合は、所得税の確定申告が不要というルールです。

適用される条件(すべてに当てはまる場合)

  • 給与を1か所から受け取っている(会社員・パート等)
  • 年末調整を受けている
  • 副業などの給与・退職所得以外の所得合計が年間20万円以下
根拠:所得税法第121条
このルールは所得税法第121条に定められた「確定申告を要しない場合」の規定です。 義務がなくなるのはあくまで所得税の確定申告であり、住民税の申告や他の申告義務がなくなるわけではありません。

「収入20万円」ではなく「所得20万円」が基準

重要なのは、判定の基準が「副業収入」ではなく「副業所得(収入 − 経費)」であることです。

確定申告が不要な例

副業収入 30万円 − 経費 12万円 = 副業所得 18万円

所得20万円以下 → 申告不要(目安)

確定申告が必要な例

副業収入 25万円 − 経費 1万円 = 副業所得 24万円

所得20万円超 → 申告必要

副業収入が同じでも、経費の金額によって確定申告の要否が変わります。 副業に関連する経費を正確に把握・計上することが重要です。

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確定申告が必要になるケース

副業所得が年間20万円を超える場合

経費を差し引いた副業所得の合計が20万円を超えると、所得税の確定申告が必要です。

給与を2か所以上から受け取っている場合

本業のほかにパート・アルバイトなど給与収入がある場合、年末調整されない給与収入が20万円を超えると確定申告が必要です。

医療費控除・ふるさと納税などで確定申告をする場合

これらの控除のために確定申告をする場合、副業所得も含めて申告する必要があります。副業所得が20万円以下でも例外なく申告対象です。

年収2,000万円を超える場合

給与収入が2,000万円を超える場合、そもそも年末調整の対象外となり、確定申告が必要です。

確定申告が不要なケース

副業所得が年間20万円以下

給与1か所・年末調整済みの会社員で、副業などの給与・退職所得以外の所得合計が20万円以下の場合、所得税の確定申告は原則不要です。

不用品のフリマ販売(生活用動産の売却)

自分が使っていた生活用品(衣類、家具など)の売却による所得は「生活用動産の譲渡による所得」として原則非課税です。利益目的で仕入れて販売する場合は課税対象です。

「申告不要」と「申告しなくていい」は少し違います
確定申告が義務でなくても、申告することで税金が戻るケース(還付申告)があります。 医療費控除・住宅ローン控除初年度・株式の損失繰り越しなどは、積極的に申告する価値があります。

住民税の申告は別途必要な場合がある

所得税の確定申告が不要でも、住民税の申告は別途必要になる場合があります。 これが「20万円ルール」でよく誤解される点です。

所得税

副業所得20万円以下なら確定申告不要(年末調整済みの給与所得者の場合)

住民税

副業所得があれば原則申告が必要。確定申告で所得税を申告した場合は住民税に自動反映されます

所得税の確定申告をしない場合でも、居住する市区町村に住民税の申告書を提出する必要があります。 手続きに不安がある場合は、市区町村の税務窓口や税理士に相談するとよいでしょう。

確定申告の基本的な流れ

01

収入・経費の記録を整理する

副業の売上・入金日・経費・領収書をまとめます。月ごとに記録しておくと年度末の作業が楽になります。

02

副業所得を計算する

副業収入合計 − 必要経費合計 = 副業所得。この金額が確定申告の判断基準になります。

03

確定申告書を作成する

国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を使えばオンラインで作成できます。e-Taxで電子申告も可能です。

04

申告・納税する

毎年2月16日〜3月15日が確定申告の受付期間です(延長される年もあります)。税金の納付も期限内に行います。

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よくある質問

Q

副業所得が19万円でも住民税の申告は必要ですか?

A

所得税の確定申告は不要ですが、住民税の申告は原則必要です。確定申告をする場合はその情報が住民税に自動反映されますが、確定申告をしない場合は別途、市区町村に住民税の申告書を提出することが求められます。

Q

複数の副業をしている場合、20万円の判定はどうなりますか?

A

副業の種類(雑所得・事業所得など)ごとではなく、「給与所得・退職所得以外の所得の合計」で判断します。複数の副業の所得を合算した金額が20万円を超えると確定申告が必要です。

Q

ふるさと納税のワンストップ特例を使っていますが、副業所得があると確定申告が必要ですか?

A

ふるさと納税のワンストップ特例は、確定申告をしない人向けの制度です。副業所得が20万円を超えて確定申告が必要になった場合、ワンストップ特例は無効となります。確定申告でふるさと納税の寄付金控除を申告する必要があります。

Q

申告しないとどうなりますか?

A

申告が必要なのに行わなかった場合、「無申告加算税」や「延滞税」が課せられる場合があります。税務署からの問い合わせや調査につながるリスクもあります。副業収入が一定額を超えた場合は、必ず申告するようにしましょう。

まとめ

  • 20万円ルールの基準は「副業収入」ではなく「副業所得(収入 − 経費)
  • 会社員で年末調整済み、副業所得が20万円以下なら所得税の確定申告は原則不要
  • 医療費控除などで確定申告をする場合は副業所得も含めて申告が必要
  • 所得税の申告が不要でも住民税の申告は別途必要な場合がある
  • 無申告は無申告加算税・延滞税のリスクがあるため、申告義務は必ず確認する

「自分は申告が必要か」を正確に判断するには、副業収入・経費・本業年収をもとに所得を計算することが大切です。 シミュレーターを使えば、20万円ルールの判定とあわせて税金の増加額も確認できます。

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※本記事の内容は2025年度の情報をもとに作成しています。税制は改正される場合があります。 個別の税務判断はFP・税理士にご相談ください。

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